平安時代 2019 10 20

 日本の平安時代の後期は、
やがて来る武家社会に苦慮する時代だったかもしれません。
 各地で台頭する武将たちに、
大和朝廷の貴族たちは、どのように対応したのか。
 こんな話を聞いたことがあります。
「官位殺しの手法」
 台頭する武将たちに、
「右大臣」や「左大臣」などの官位を与えてしまうのです。
(実際は、大納言や中納言、あるいは参議だったかもしれません)
 そうすると、武将たちは、
官位に満足してしまい、すっかり、おとなしくなるか、
官位を守るために汲々としてしまうのです。
 武将たちは、在野にいる時は、声高に叫んでいましたが、
宮中に入ってしまうと、すっかり、おとなしくなってしまうのです。
 現代においては、「言葉」が武器ですから、
演説の上手な政敵を閣内に取り込めば、おとなしくなるか、
「大臣」という地位を守るために汲々とするでしょう。
 安倍首相が平安時代の貴族の「生まれ変わり」かどうか知りませんが、
現代の「宮中」である政府や与党を平安貴族のようにうまく使っているのでしょう。


























































































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